2008年3月28日金曜日

2008年3月のエロラノベレビュー

 最近思うんですけど美少女文庫や二次元文庫原作のエロアニメは出ないものかと思っている今日この頃です。
 ※ 二次元ドリームノベルズはある。


オススメ度:★★★
 美少女文庫の看板にして鉄板、と言っていいくらいのわかつきひかる新作ヒロインは「先輩生徒会長」志帆。
 下着メーカーをやっている両親の下で育った優一が彼女が転んだ拍子に見えたスカートの中の赤いランジェリーを見てしまったことから始まるラブとエロの物語。
 ヒロインが一人と言うのはいろいろと話や描写に困ると思うんだけど、わかつき作品は2人を繋ぐラブと実際に繋いじゃうエロの両面が充実していてよく組みあがっているのがいいところ。ただほぼ例外なくヒロインが巨乳で、前と子宮の感覚を覚えたら今度は後ろを調教されて……というパターンの作品しか続かないというのはどうなのか。個人的に飽きてはいないもののたまにはちょっと違うものが読んでみたい、というのがわかつきひかる読みすぎな私の感想。特に貧乳ヒロインが読みたい。「AKUMAで少女」も巨乳ヒロインだしね…… まぁ実際やってみたと思われるちょっと違う作品はやっぱりダメで酷評した覚えがあるのだけれど(滅)

オススメ度:★★★
 今月の美少女文庫は鉄板でそろえてきたらしく羽沢向一の「ボクだけの○○姉妹」シリーズもその一つ。今回はオリンポスでトロイ戦争の元凶を作ったヘラ、アフロディーテ、アテナの3女神がその罰として人間として転生を繰り返すことになり、運命の三女神モイライに選ばれた森明の前に日本人の三姉妹、英理、美夏、杏奈として再び神に戻るための選択を受けるために現れるという設定。
 好みとしては表紙や口絵の感じ的にアテナが好きなわけなんですが(女神設定的にもアテナ萌え)文中では「Dカップ」なのが微妙。基本的に性に奔放なギリシャ神話の女神で神話時代から記憶を引き継いで転生し続けているので3人とも順調にコトが運びます。
 冒頭の導入部分を後半の話のヤマに利用するなど構成もしっかりしている印象。最終的に選択を迫られる森明ですが、これも美少女文庫的というか意外といい落としどころを用意してくれました。

オススメ度:★★★
 河里一伸の「○○がいっぱい」シリーズも美少女文庫ではかなり長い鉄板シリーズ。今回はサブタイどおりあからさまに三国志を意識した内容。
 主人公は「葛城亮太」という名前から諸葛亮がモチーフ。「劉崎」家のヒロイン翔子の執事としてスタートして、「曹馬」グループの沙織、「我孫子」グループの絵美香の2人を加えて学園の生徒会長選を舞台に3人と結ばれていく展開。サブキャラクターもそれぞれ三国志の設定にあわせたネーミングが用意されています。個人的オススメはもちろん幼馴染属性+胸もエッチも控えめな翔子。
 このシリーズは基本的に「全員ハーレムエンド」がお約束で、選挙戦の後は当然3人とのハーレムが待っています。
 前作「スポこい!」でもそうだったんですが、怒涛のハーレムモードです。正直何回出せるんだと聞きたい。お約束だけど。

オススメ度:★★☆
 少年冬馬が、夜の校舎でリビングデッドと呼ばれるゾンビたちに囲まれていたところを救ったのはチェーンソー片手に彼らを切り刻む少女、灰音だった。
 以来、冬馬の家に同じくリビングデッドを狩るためにバチカンから派遣された修道女ジュリエッタ、リビングデッドを束ねる学園の魔を監視する役目を負った剣士綺亜が現れ、リビングデッドが狙っているという冬馬の肉体を守るために張り付くことに。しかし学園に巣食いリビングデッドを統べていたのは冬馬が憧れていたロリ生徒会長の流智緒だった……
 灰音自身もリビングデッドになりかけているために言動がトンデモかつ危険なのが、斬新と言うか何というか。なにげに「どいてそいつ殺せない」みたいなセリフ入ってるし。主義的に流智緒萌えではあるものの。比較的長身でぺたんこな綺亜も悪くないと思った。せっかく綺麗な絵師使ってるのにあの服装だし脱いだ絵がなかったのが残念だけど。なんとなく話が完結していないので続編を期待したいところだけれど冬馬を無事に生かしたまま4人が納得できる落としどころってこれと言って見当たらないのが……

オススメ度:★★☆
 予告状を出して参上しては悪いヤツから金品を盗んではその悪事を暴き、盗んだものは貧しい人に恵んでいく3人組(1人はバックアップなので見た目は2人)の怪盗ローズ、若き刑事である司は彼女たちを追う捜査班の一人なのだが、ある日追跡中に負傷してしまう。入院を余儀なくされた司を見舞ってきたのは最近見つけた花屋の主人でその店の三姉妹の長姉、芹香だった……
 もちろん芹香が怪盗ローズのリーダー、ホワイト。次女の荊(いばら)はブラック、バックアップの三女、八重はピンクなわけですが、姉妹モードでも怪盗モードでもハーレムするくせに司には一切バレないまま再び怪盗とそれを追う刑事と言う関係に戻っていきます。まぁバレて捕まるも見逃すもあまり気持ちのいい終わり方になりそうもないので仕方ないのかもしれませんが。基本的に一目惚れっぽい芹香と実は過去フラグのある荊の取り合いと言う形で、八重がやや引いて待ち構える立場。

 今回「怪盗ローズ」についてなんですが、最後のハーレムは荊だけ後ろなのにそのまま他の2人は前にズンズン行ってしまうという描写になっています。エロノベにはよくあることなんですが、最近子宮まで突いちゃうのがデフォルトになってる描写が多いので陵辱系ではない二次元文庫に関してはあんまり気持ちのいいことではないなぁと思ったりして。まぁ小説だから関係ないっちゃあそうなんですが、漫画以上に妄想を要求する分野でもありますから。とりあえず一意見として記しておきます。


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