2009年2月20日金曜日

B!P!O! B!P!O!のコーナー 2009年1月分

 さて年明け最初の意見が発表されたわけですがなんか見慣れないものがついてました。 上の3つは枠こそないもののあった気がする。でも最後のは先月までなかった気がしたんだけど……
  • BPOでは、放送番組の向上につなげるため、BPOに寄せられた放送に関するご意見の中から、代表的なものを抜粋して掲載しています。なお、事実関係などを確認できない場合があるため、個人名、放送局名などの固有名詞は原則削除しています。
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 とりあえず自分たちで改変しておいて「概要をそのまま」っておかしいねぇ。  昔は投稿者の都道府県・年齢・性別なんかも載ってたけどこの辺の処理があるから「自分の意見が書き換えられた」って苦情を入れた投稿者がいたのかも。 しかしどう読んでもこれしかないような描写が残ったり、時々削除するの忘れちゃったりするくらいなら、出しちゃった方がいいのになぁと思う。  こっちとしても意見から笑えない意外な問題が浮き上がってくれば真摯に考えたりもするんだけどね。  いずれにしても最近は当初のきっかけになってたアニメの苦情もかなり減ってきたし、来年度以降には意見自体が公表されないなんて措置もあるかも。 何かしら苦情を受け付けて集約・公表してくれる機関はないものか。でもこういうのに投稿する人ってそういう機関に自分の意見を通してテレビ局や番組をどうにかできる強制力を望むんだよねぇ……。  それじゃあ始めますか。  ● アニメ編
 アニメ番組。娘が見ている隣で見ていたが、心理描写ともいえるシーンで子どもには少々過激と思われる内容が目立った。人間が建物の屋上から転落するシーンがあったが、人形を使うことで表現を緩和しているようだが、それでも夕方の番組にしてはショッキングなシーンだと思った。数カ月前にもこの番組では子どもを虐待する描写や人間の体が切断されるシーンが放送された。この番組では流血シーンなどがあまりにも多い。この番組は深夜にも別枠で放送していると聞いたが、夕方枠と深夜枠で表現を変えるなどの規制をすることは出来なかったのか?夕方6時台の時間は子ども達もアニメを見る事が多いと思われるが、この番組は子ども達への配慮が行き届いていないようだ。
 「ソウルイーター」だそうで。夕方版と深夜版で描写制限か。面白いけどDVD版でも結構手間なのに製作大変だな。  ● ドラマ編
 1月11日に世界遺産である京都市の神社内で行われた時代劇ドラマの撮影の様子を見た。ところが、スタッフと俳優が待ち時間の間、堂々と喫煙していた。この神社は境内全域が禁煙になっている。タバコに限らず、一切の火気厳禁である。境内のいたる所に立て札があり、スタッフ・出演者らが口にするのであろうポットと紙コップなどが置かれたテーブルは、その立札の下に用意されていた。禁煙であることが分からない筈はない。そもそも、世界遺産内での喫煙が許される筈がないことくらい、常識で分かることだと思う。もし火を出したらどう責任を取るのだろう。当たり前のようにタバコを吸う俳優とスタッフの姿を見て、そのモラルのなさに驚いた。「テレビのロケ」と称すれば何をしてもよいと思っているのだろうか?京都市民として怒りを感じた。京都市民がとてつもない歳月に亘って守り続けてき京都の歴史・文化・景観について考えることもせず、社寺境内でロケの最中に喫煙する放送局のスタッフのモラルと責任を問いたい。
 ひどいねぇ。
 ドラマ番組。うどんを床に捨てて踏んだシーンがあった。あんなひどいシーンを見たら、うどん屋さんはどう思うだろうか。教育上もよくない。バラエティー番組ですらあんなことは今時していない。もしあれが作り物ならテロップを入れるべきだし、そもそも作り物には見えなかった。仮に作り物だとしても、許される行為ではない。まさか「スタッフが後でおいしく頂きました」なんてことは無いだろうし、そんなうわべの言い訳は許されない。番組スポンサーにも抗議の連絡をするつもりだ。ニ度とあんなシーンをテレビで放送しないでほしい。
 「メイちゃんの執事」らしいけどどんな踏み方をしたんだ。香川人にしても常軌を逸してるぞ。
 本妻と妾の激しい対立を面白おかしく描いた、いわゆる「ドロドロ路線」の帯ドラマである。毎回、女性同士の派手な衝突があるが、大人同士の喧嘩を描いている限りは別に構わない。しかし、予告として、主人公達の娘である小学生の少女2人が同級生の貧しい少女を奴隷として扱う場面が放送された。2人は共謀して同級生を自宅に連れ込み、奴隷としての忠誠心を確かめるために何と自分の足の指を舐めさせるのだ。短時間の予告ではあったが、あまりに酷い場面に大変なショックを受けた。この場面を予告の盛り込む必要性は全くないし、だいいち、ドラマの中で子役にこのような行為を演じさせるのは行き過ぎだ。
  そこらのパンチラアニメより昼ドラはすごい。  ● バラエティ編
 司会者の1人である女性アナが、彼女に出題された「麻生さんは自民党の総裁、小沢さんは民主党の代表、それでは志位さんは共産党の・・・なに?」というクイズの問題に「番長」と答えた。呆れちゃったよ。彼女は毎回、自分に出されるクイズにトンチンカンな回答をして笑いをとっているようだが、情報番組にこんな非常識でバカなアナウンサーは出すべきではない。政治・経済・社会のニュースなども取り上げる情報ワイドショーはバラエティー番組とは違うんだ。彼女のような"おバカ・キャラ"は必要ないんだ。
 きっと台本ですw
 ふと見た番組で、公園で「大食い競争」のロケをやっていた。その番組にはホームレスの方が映っているカットがあった。それを見た瞬間、私は社会の不平等さの縮図を見たようで悲しくなった。何も、ホームレスの方にわざわざ見せつけるような場所でロケーションなどすることはないのにと思った。私はたまたまテレビに映った映像を見て心が痛んだだけだが、ロケが行われている公園でずっと撮影を見ていたホームレスの方の気持ちは「うらやましい」で済むほど簡単なものではなかったと思う。大食いの文化を全て否定する気はないが、大食いをしている方にとってそれほどの食べ物が必要かといえば必要ではない訳だし、そもそも生きる為の食べ物なら無理して詰め込むものではない。その余分な食べ物を、その日の食事にも困っている方にうまく分けてあげられればいいのにと思った。テレビは色々な方に思いやりのあるメディアであってほしいと願っている。
 きっとエキストラ(ry
 「応援ゲスト」と称してお笑い芸人やオネエ系・ニューハーフタレント等を出演させたことに怒りを感じた。もはや年末の歌番組は公共放送としてふさわしくない低俗番組に成り下がった。民放のクイズ番組から出たおバカタレントや「羊水が腐る」と発言した歌手共々、このような連中を出演させた理由について局の見解を強く求める。
  私もアニソン三昧を終了させたことに対してNHK-FMに局の見解を強く求めたい。
 年末年始のテレビを見て「テレビもとうとう、ここまで堕ちたか」という感を持ちました。NHKの番組の民放化、民放各局の長時間痴呆的番組の連続、ニュース番組の軽視等など目に余るものがありました。もう「見なければいいじゃないか」では済まされない問題だと思います。NHKおよび民放各局には「発想の転換」を強く望みます。
  見なければいいじゃないか。
 年末の民放のクイズ番組の途中でNHKの年末の歌番組をモニターで映し出し、スタジオの番組出演者たちが話題のユニットの番組出演を楽しんでいた。いったい、放送番組に関するモラルはどこへ行ったのだろうか?この歌番組には民放局名を書いたTシャツを着た同局の女子アナも出ていた。クイズ番組出演者にも戸惑っている人が見受けられたし、番組進行の芸人の片割れはその状況を戻そうとしていたが、相棒が聞き入れなかった。放送中に「放送事故」と連発していたが、それが日本のテレビ放送のモラルなのか?大晦日ならば、何を放送しても良いのか?スポンサーの広告費が削減されている現在、テレビ局も大変だと思う。しかし、「視聴率さえ取れれば何でもよい」でいいのだろうか?これは、両局で事前に打ち合わせされていたことなのだろうか?楽しければ何でも良いのだろうか?これが、メディアと言えるのか?民放の番組でNHKの番組を見て何の意味があるのか?こんな放送を見たい視聴者がいると思っているのか?番組制作者のセンスを疑うが、番組として放送法には触れないのだろうか?なんとも情けない放送だった。
  モラルは問われると思うけど、放送法はないでしょう。
 バラエティー番組。私は中学校で社会科の教師をしています。この番組は子ども達にも分かりやすく政治や社会問題を取上げてくれるので、私の学校でも見ている生徒は多いようです。しかし、番組の中で意見が対立すると、少数派は多数派から徹底的に叩かれます。これは数の力でねじ伏せようとしているようで民主主義的とは思えません。そして、そのような「少数派叩き」が子ども達にも影響しているようです。生徒間で意見の違う者がいると、周りから「異端者」扱いされて攻撃の的になってしまいます。私は度々そういう現場に居合わせたので、生徒たちに「何故対立する意見には耳を貸さないのか?」と尋ねました。すると返ってきた答えは「だってテレビでもやってるよ」ということでした。考え方の多様さを尊びお互いを尊重できる社会であるために、身近なテレビ番組では模範を示してほしいものです。
  疑問1:子供たちは政治や社会問題のためにその番組を見てるのか?   疑問2:子供たちはその番組を本当に見てるのか?  ● 報道編
 ハローワークの紹介で介護センターで研修を受けている夫を22日、地元の新聞社とテレビ局が取材に来た。その際夫は、名前と顔を出さないという条件で取材を受けたが、ある新聞とあるテレビ局は夫との約束を無視し、名前と顔を明らかにして報道した。介護関係への就職をまだ決めたわけではない夫は、この放送が、今後、他業種などへの就職活動に影響を及ぼすのではないかと心配している。約束を破ったテレビ局には謝罪をしてもらいたい。そして、今後この映像を放送する時は顔と名前を出さないと確約してほしい。
 私の知人が住んでいる家の近くで事件があり、その知人はインタビュー取材を受けたという。知人が買い物から帰ってきた時にいきなり一人の男性の取材を受けたのだが、マイクもカメラもなかったので以前にも受けたことのある新聞社の取材だと思っていた。放送を見た友人から連絡があり、初めてテレビ局の取材だったことを知ったが、テレビで放送するなどとは知らされていなかったので驚いている。おそらく小型カメラで撮られたのだと思うが、テレビ取材に際しては本人に放送局名・取材者氏名・役職名・番組名・放送予定日時などを伝える規定はないのか。知人は人権侵害とまでは言っていないが、非常に不愉快な思いをしたと怒っている。
 インタビューモノ増えたなぁ。小型カメラでインタビュー撮影って本当にあるのかな?
 今年も各局のニュース・ワイドショーで沖縄の成人式での迷惑行為が放送された。しかし、東京のキー局がわざわざ取材スタッフを沖縄に出してまで取材しなければならないことかと思う。東京のキー局ならば、地元の東京や関東近郊で暴れている成人式を探し出して取材すればいいのではないか。沖縄県の当該市の市長がマスコミに対して「成人式報道の自粛」の要請までしていた。マスコミによる沖縄での成人式報道によって沖縄の県民性が誤解され、まるで沖縄人が傍若無人の暴徒であるかのように思われてしまっている。「暴れる成人式」は沖縄でも少数派だ。整然とした沖縄の成人式が大多数なのだから、暴れることのない成人式を紹介するべきだ。東京キー局の放送には沖縄と言う地域を貶めようという悪意すら感じる。地域をステレオタイプに捉えて取材・放送するのをやめてほしい。
 結局今年もやったみたいです。まぁ東京にとって沖縄なんて……というイメージは間違いなくあると思う。  東京でカメラ張らせたらとんでもない暴動になれそうだ。
 電話によるテレビ局各社の世論調査を数回受けた経験があるが、NHK以外の調査は非常に回答しずらい。テープに録音した女性の声で質問があり、賛成か反対かを電話番号を押して答える方法だが、民放の調査は女性の声が小さく、話すスピードも速すぎる。また、調査に対する説明も足りない。日常的に携帯でメールを使っている世代の人達は答えられると思うが、我々のような高齢者には無理な調査方法である。その結果、60歳以上の有効回収率が低くなっていることは当然のことである。調査方法を再考するべきである。
 へぇー。テレビの世論調査のやり方について具体的な話を聞くのは初めてかも。というかそれは携帯メール関係ない。  ● 猥褻編
 法律を扱う番組の司会者が女性ゲストに対して、「夜空の下でAVばっかり見る」や「もし遊びに来たら差し出したクロワッサンは汚いから食べない方がいい。俺のクロワッサンを触ったから」など、下ネタを連発していた。ゴールデンタイムの放送であるのに、非常に下品な発言であり、セクハラ行為でもある。この行為は法律違反である。番組の看板を背負っている司会がセクハラ発言をするようでは、番組そのものを改めないといけないと思う。
 女性アナウンサーの「鼻をかんだら鼻血が出た」という発言に、男性タレントが「おまえはどこからも生理があるんだなあ」と返した。男の言葉を受けて女性アナウンサーは「セクハラで訴えますよ!スタジオから出て行ってください」と反論したが、聞いていて非常に不快に感じた。このような内容は公の電波で放送する内容ではない。
 48のセクハラ技が炸裂中。  ● その他編
 私は小さい時から勉強が大嫌いで、小学生の時に早くも落ちこぼれてしまいました。大人になった今、怠けたことを後悔し、勉強の必要性を感じています。しかし現在放送されている「高校講座」は私には難しすぎてとても付いて行けません。出来れば中学程度の内容の講座も放送してもらえないかと希望します。
 NHK高校講座の各番組は、全国高等学校通信制教育研究会が採択した、”通信制高等学校採択教科書”の内容をもとに制作しています。  http://www.nhk.or.jp/kokokoza/about.html  とのことですので、通信制の中学校ができれば可能かと思います。というか、これならNHKに直接の方がいいです。
 BPOのHPに掲載されている視聴者からの意見を毎月読んでいる。これほどまでに番組内容や編成についての批判が殺到している中で、実際のテレビ番組の内容に変化が見られないのは何故なのか?最近は逆に低俗番組が増え、まともな報道番組が減少の一途を辿っているように思う。BPOは各局の共同出資によってできた自浄組織だそうだが、これ以上番組の低俗化が進むのであれば完全な第三者機関に任せたほうがよろしいのではないか?BPOが今のままなら結局は各局の問題点を改善できず、各局は視聴率至上主義を突き進むのではないか。
 倫理だの良識だの言ってられない世の中になってしまったからねぇ、放送局的に。BPOではもう歯止め利かないんじゃないかと。  米国はFCCがテレビ局を賠償を提訴するという形で強制力を発動させるみたいだけど、今のご時世メディア以外となると政府が介入するしかなくなるだろうなぁ。  ネットで、というのもあるけど情報や意見の集約はともかく最終的な決定権に欠けるのが難点。一度決めると止めることができないってのもあるし。  個人的には番組があってそれに意見があって、それ読んでなるほどと思えれば理想形だと思うんだけど。

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