2009年3月31日火曜日

第585回(2009年2月9日)東京都青少年健全育成審議会 議事録を読む

 年度末のせいか、ようやく第585回(2009年2月9日)東京都青少年健全育成審議会議事録が出ました。  この月の指定図書については2009年2月24日分を参照。
不健全図書の審査にて……
 基本的に何を読んでも全部指定になってしまうんですが、最近の議事録は単に流れ作業と言うわけでないところが読む側としては楽しいですね。
○■■委員 今までずっと見させていただいて、今回、ちょっと感じたのは、このSpecialAYAですか、これは最後のほうの漫画は結構かわいらしい漫画だったりして、そういうのを思うと、どういうふうに比較して考えていいのかわからないのですけれども、青少年、勉強のためとかだったら、このぐらいのはいいのかなという気が、私もまだ未成年の息子がいるんですけれども。 ○青少年課長 最後のページというのは、該当個所に当たっていない場所でしょうか。329ページまでということで箇所を指定しておりましたので、後ろの一、二編というのは、そういった著しい性描写がないものですので、それは該当指定箇所から除いております。 ○■■委員 でも、その本としては、もうこのまま……。 ○青少年課長 本はそうですね。該当箇所が何カ所であろうと、そこだけ取り除くわけにはいきませんので、その本は指定ということになります。 ○■■委員 あとの2冊は本当に指定で。 ○会長 では、そのようなご意見として承っておきます。
 「未成年の息子」がいる委員さんだそうですが、「Special AYA」はレディースコミックです。結構この審議会では常連さんのw  しかし青少年課長、東京都職員としては立派に役人仕事してますな。褒め言葉でも貶し言葉でもなく。
「東京都青少年問題協議会(青少協)」?
会長 実は「東京都青少年健全育成審議会委員各位」という2ページにわたる資料をお手元に配付させていただいておりますけれども、青少年課が事務局をされていらっしゃいます青少年問題協議会におきまして、現在、インターネットの問題や青少年が閲覧する図書類や子どもが客体となる図書類について協議をされているとのことでございます。
 ? なんか興味深いところを今更知った。  「青少年健全育成審議会」は東京都青少年課がすでにある都の条例に従って図書の不健全指定をする上で民間を含めて審議を行う機関なのに対して、「青少年問題協議会」は知事が会長になってる青少年問題を話し合う諮問機関。ここで話したことの方が、直接知事に伝わって都の条例(もちろんこの場合は青少年健全育成条例)につながる可能性が高いということか。  去年の12月に始動して、今年の9月に全体で中間審議した後、11月に意見の具申を行う(ちょっと前までは前期1年、後期1年の2年周期だった)ようで、その今期のテーマというのが……
 図書の問題としましては、そちらの※印の具体的な検討事項というところにございますが、まずは「小・中学生を対象とした図書における露骨な性描写について」ということで、こちらは以前、平成19年9月の審議会でも話題に上ったことがございましたが、一般都民や、青少年健全育成協力員の方々などからご指摘を受けることがたびたびございました。いわゆる小・中学生向け、少年向け・少女向けの漫画などで、性的行為が露骨に、あるいはある意味賛美されたような形で描かれているというような事象についてでございます。
 具体的には「チャンピオンREDいちご」とか?  この「平成19年9月の審議会」の議事録を見てみると、この対象が今回と同じ「Special AYA」さすが常連。  ※第568回(2007年9月10日)自主規制構成団体からの意見
 店頭で一番売れるのは、この手の雑誌ではある。只、レディースコミックという事もあり、青少年が購入するとは思われない。女性向けを問題にするならば、男子児童を対象にしている本を考えて欲しい。指定非該当。
 ※第568回(2007年9月10日)議事録
○■■委員 1つだけ質問を。4ページのところの下から5行目、自主規制構成団体からの聴き取りのところなんですけれども、「男子児童を対象にしている本を考えて欲しい」と書いてあるんですが、これはどういうことなんでしょうか。 ○青少年課長 恐らく、向こうの方がおっしゃっていることなのですけれども、わりと私どもが諮問候補図書として上げるものというのが、業界さんに言わせてみると、女性向けというか、そういうジャンルらしくて、例えば、男子向けというか、情報誌のようなものを想定しているようでして、別に今までそういったものを全く出していないわけではないんですが、こちらの意見をくださった方にとってみれば、こういうマンガで、その方々のジャンルで言うと女性向けというような、そういうようなことでおっしゃったようであるということでございます。 ○■■委員 対象にはなっているということですよね。 ○青少年課長 もちろんです。
 聞いてる委員も課長もわかってないよ。たぶん。(いや指摘意見もなんか日本語が不明な部分があるんだけど)2007年9月と言うと男子だって全裸なら児童ポルノってBPOが提言したのが2008年4月だからそういう認識なかったんだろうな。でもそっち方面の漫画はすでに18禁化が進んでるはずだけど。  というか「女性(女子ではない)向け」標榜するなら18禁マーク付けても問題ないだろがって気も。最新号も全く自重してないし。  ……続き。
 また、「児童を性的に描写したグラビアやコミックについて」でございますが、こちらはコミックなどの場合は、漫画やアニメは児童ポルノのようなもの、また、グラビアといいますのは、10歳にも満たないような子どもの水着や下着姿などを扇情的に撮影したようなもので、ジュニアアイドルであるとか、妹アイドルみたいなことで言われているようなものを想定してございます。  漫画やアニメの児童ポルノのようなものというのは、物によっては露骨な描き方のものも多いので、成人向けでないような場合には、概ね指定基準にも該当することがございますので、時折、指定の対象にもなってくることがございます。後者につきましては、そういったグラビアのものについては、一応衣服は着けておりますので、なかなか指定基準にもなじまないことが多く、審議の俎上には上ったことはないように思います。
 あれでも一応着てることになるんだ。
 そのほか「青少年の閲覧に供する図書類に掲載された成年向け広告物について」ということで、広告の問題も条例の中には有害広告指定というのもありますが、そういったものはわりと外の立て看板というか、ビルボード的なものが、多分、想定されておりますので、青少年向けの雑誌などに出会い系などアダルト向けの広告が載っているような問題など、そういったことも中で審議していただく予定でございます。
 さてそんな青少協の議事録でも読んでみますか…… 第28期東京都青少年問題協議会第1回(2008年12月20日)総会議事録  会長である石原都知事は欠席。代理として谷川健次副知事(調べたら今4人も副知事いるんだな)が出席したみたいですが……
○谷川副知事「この前、IOCの会長であるジャック・ロゲさんから子どもたちを今3つのスクリーンから解放しなければならない、こういった発言があって、私、非常に印象に残っているのですけれども、1つはパソコン、1つは携帯電話、1つはテレビゲーム、こういうものから子どもたちを解放させて健全育成を図ろうじゃないかということが大事なことだと思っております。と同時に、先ほど申し上げましたように、そういうところから解放されて、健全に育つ素養を持った子どもたちはいいんですけれども、そうではなくて、既に聞くところによると少年院の退院者の再犯率が増えている状況にある。社会全体で保護司さんとも組みながら、日陰になりつつある子どもたちに、そうじゃなくて日の当たるところにぜひ出てきてもらおうじゃないか、これは私たち大人の本当の責任だというふうに思っております。」
 これは……今年見逃せないかもしれない……。

0 件のコメント:

アクセス解析