2010年4月25日日曜日

第598回 東京都青少年健全育成審議会議事録を読む

大きすぎて
○ ■ ■ 委 員 自主規制団体からの聴き取り調査を見ると、1 番の本が15人中11人が
「指定非該当」というふうになっています。ほかの2番、3番に比べて著しく非該当というのが多いんですが、私は該当にふさわしいかと存じます。3誌とも指定と、以上です。

■■委員 1番が自主規制団体から、ほかのと比べて「非該当」が多いことについて、事務局はどんなふうにお考えになっていますか。
○青少年課長 1番に関しまして、自主規制団体のご意見、聴き取り内容につきましては4ページに記載してございますように、コミカルなタッチであるといったご指摘がございました。けれども規則等に制定されております基準に照らしまして、青少年への性的刺激という面におきまして、このような指摘ではございますけれども、性的刺激が著しく高いものに該当するのではないかと判断し、健全審のほうでご審議いただきたいと決定いたしました。
○■■委員 私も1番と2番、3番の違いというのは、あまりわからなかったのは確かなんですけれども、どこに自主規制団体の方々は違いを感じていらっしゃるんですか。
○青少年課長 こちらに書いてございますように、それぞれの方のお考えなり、感じ方があると思いますけれども、コミカルであるというご指摘がいくつかございますし、胸の大きい女性の描写について、それが卑わいであると捉えてある方もいらっしゃいますし、あまりにも大きすぎて非現実的だというお考えも示されております。
○■■委員 わかりました。私も3誌指定に該当すると思いますので。
 相変わらずヒドいこと言われてます。
 「健全審のほうでご審議いただきたい」とはいってもその健全審で提出されて非該当が出されたケースなんて一度もない(非該当票が入っても過半数ないと非該当にはならない)ので、よほどの暴走がない限り、実質青少年課の思うがままなんですけどね。
質問
さてこの日は例の条例改正案が明らかになった後の初の審議会ですが、これに関して都民の申し出があったようです。
○青少年課長 議事(3).その他についてご報告いたします。
 15ページをご覧ください。2月1日から2月28日までに受理いたしました都民の申出でございます。電話による申出が2件、電子メールによる申出が2件ございました。
 すくねー。2月だからこんなものなんだろうか。
 しかもその中の1つがようやく「不健全図書指定制度」に関するものになっているわけで……
○青少年課長 不健全図書指定制度につきましては、ご質問が4つございまして、
 まず、なぜ東京都が個別指定制度をとっているのかということでございましたので、都の条例は取り締まりや規制の重視ということではなく、自主規制を尊重しておりますと。ですので、規制を要する場合は最小限にとどめることを基本としておりますので、個別指定制度によって、最大限に業者の表現、出版の自由に配慮しているものですとお答えいたしました。
 それから、東京都には緊急指定制度はないのかというご質問でございましたので、緊急性など特別な必要がある場合には、月1度の健全育成審議会の中に小委員会を設けまして、随時指定に係る審議を行うことができるようにしておりますとお答えいたしました。
 それから、長野県には青少年健全育成条例がないのだけれども、東京都も条例をなくすということはないのかというご質問でしたので、そのようなことは検討しておりませんとお答えいたしました。
 それから、指定図書を自動販売機で販売するには、見えない措置や買えない措置がとられていればよいのかというご質問でございましたので、指定図書につきましては、自動販売機には収納してはなりません。なお、表示図書を収納する場合には、見えない措置や買えない措置を講じなければなりませんとお答えいたしました。以上でございます。
 期待はしてなかったけどやっぱりにべもなかったぜ。

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