2010年10月21日木曜日

えふすく的「声優アワード」予想のしかた

※注意 あくまで予想のしかたであって予想はしてません。あしからず。

① 大沢事務所・シグマセブン・俳協は除外する 
 過去4回の受賞歴を見ても、シグマセブンの水樹奈々を除いてこの3つの事務所からは受賞に相当する実績があると思われる声優が挙がるにもかかわらず受賞者が出ていない。
 水樹奈々についても受賞は歌唱賞(第1回)と富山敬賞(第4回)であり、いずれも声優としてよりも歌手としての功績(オリコン2位・紅白出場)を認められたものである。逆にこの時点で受賞していなければこのアワードの存在意義が問われていただろう。
 事務所側が受賞を拒んでいるという話も聞こえてくるが、主催者側の思惑が働きにくい歌唱賞を除く第1群と呼ばれる賞(主演賞・助演賞・新人賞・パーソナリティ賞)についてはこの前提が生きているという想定で予想するしかない。

② (今のところ)同一賞連続受賞者はいない
 一応念のため。ただ同時に2つ以上の受賞はある(平野綾・加藤英美里・豊崎愛生・神谷浩史など)

③ 未受賞&新人資格保持者はまず新人賞が優先
 主演賞受賞者を見ていくと、第1回と第2回の宮野真守以外、すべて前回受賞経験を持つ。

 第2回主演女優賞 平野綾  ← 第1回新人女優賞
 第3回主演男優賞 神谷浩史 ← 第2回助演男優賞
 第3回主演女優賞 釘宮理恵 ← 第2回助演女優賞
 第4回主演男優賞 小野大輔 ← 第2回助演男優賞
 第4回主演女優賞 沢城みゆき← 第3回助演女優賞

 いずれも受賞にはふさわしいと思われるメンバーに見えるのだが、受賞年を考えると主演とするには不自然なものが多かったりする(第2回から受賞対象になった作品を公開していない)
 また、その年主演作品を複数持っていた新人に主演受賞を期待するも新人賞止まりというケースも多く「新人はまず新人賞を受賞してから(新人資格がなければ助演賞から)助演・主演賞へ」という流れが4回目にしてできているように思える。

④ 声優の「貢献」の意味
 声優アワードを揶揄する言葉の中に「角川アワード」というものがある。
 要するに主催者である角川のアニメに出演して貢献した声優が選ばれるという話であり、声優としての正しい評価はされていないのではないかという指摘だ。
 これまた真偽は別にして、結局選ぶ人間の主観が左右する選考を予想する材料として今回の主催者がどんなアニメにかかわってきたのかを探ることも決して無駄ではないと思う。特に主催者は毎年入れ替えが予想され内容によっては①の事務所縛りも解禁されることがあるかもしれないので要チェックだろう。

⑤ それでも声優アワードが必要
 基本的に表に出る活動が少ない声優が年に1度くらいはそれなりの評価を受けて正装で晴れ舞台に立つイベントというものがあってもいいと思うし、一声優ファンとしてはそれが望ましいと考えている。(主催者側には言いたいことは山ほどあるが)
 また声優アワード自体には受賞すること自体以外に賞金はもちろん特に何かを与えられるわけではない。純粋に祭りとして受賞者を祝い、楽しむことができればそれが受賞者にとってもよいことなのではないかと思う。 

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