2012年6月20日水曜日

B!P!O!B!P!O!のコーナー ~BPO 2012年05月分の意見を読む~

2012年5月に視聴者から寄せられた意見
http://www.bpo.gr.jp/audience/opinion/2012/201205.html

アニメ・特撮編

人気の深夜アニメらしいが、強姦・絞殺と見るに堪えない。こういった"倫理以前"の描写を誰でも受信できる地上波で放送することは許されるべきではない。アニメは子どもも見るものだし、大人が全てチェックできるものではない。

 Fate/Zeroかヨルムンガンドかな? でも強姦あったっけ? 言っていることがよくわからないけど。
 意見者の情報を最優先で保護するつもりならもう思い切って番組名挙げちゃえばいいと思うんだ。どうせ放送局から会費取って運営してる手前そんなことできないだろうけど。

深夜アニメの暴力的シーンを批判する意見があったが、私は子どもに悪影響を与えるとは思わない。アニメの中には戦争を題材にしたものも多く、その中には死体や暴力的なシーンがどうしても出てくる。しかし、そのような表現を避けてばかりでは、戦争の恐ろしさやむなしさは伝わってこない。戦争物のアニメにはそういったことを訴えかけるようなものが多く、ただ単に子どもに暴力を教えているわけではない。

 深夜アニメ批判に関しての反論としてはだいたいこんな感じにはなるんだけど、いざ肯定するとなると自分にはうまい理由が思いつかない。

バラエティ編

新聞のテレビ欄や番組宣伝で「あの女性タレント騒動の占い師が出演」と紹介していた。番組内でも何度もアピールしていた。騒動になった占い師がついにテレビ出演するのかと思って真剣に見ていたら、出演したのはその占い師と以前同居していたことのある女性だった。女性は現在占い師をしているとのことで、テレビ局としては「あの占い師」だから嘘ではないと主張するかもしれないが、「あの占い師」では、誰が見ても明らかに女性タレントと同居していた占い師と考える。以前からテレビ局の手法に怒りを覚えていたが、今回はあまりにもひどい。

これに関しては別のエントリ参照。

CM編

OLを馬鹿にしている。あんな派手な制服などないし、上司に「頑張ってほしいの」と言う馬鹿な女性社員はいない。男性社員の缶コーヒーを回し飲みするなんて不衛生なことは会社でもありえない。

 またAKBか、ってさすがにコレは言いがかりだろう……。

殺虫剤のCMで、蚊の音をリアルに流している。私は蚊の音を聞くと全身がかゆくなる体質なので、テレビから不意に聞こえ大変困っている。聞くたびにじんましんのような症状になり不快だ。本物の蚊なら仕方ないとしても、テレビCMのせいで、こうなることは心外だ。

 ……ご愁傷様です。つーか生のモスキート音って年齢とともに聞こえなくなるらしいからCMの音はホンモノではないのかもね。

怖い映画の宣伝を流されると子どもが泣き出してしまい、悪影響だ。全ての年代の方々が安心して見ることができる宣伝を流してほしい。宣伝が流れることにビクビクし、テレビが見られなくなってしまう。

 昔こんな意見が乱舞したころがあったなぁ……なつかしい。

その他編

画面下に、複数のタレントの顔が帯状のワイプで出ていた。テロップを読もうとしても、タレントの顔が邪魔になって読めない。左右や上下に2人位のワイプは我慢するが、帯状に9人のワイプは気分が悪くなるのでやめてほしい。放送局に抗議したら「局の勝手だ」と言われた。

笑った。確かに勝手だw

情報番組やバラエティー番組を見ていると、観客の「おおー」や「エー」などの声が入っている。観客がいたとしても、大勢の人が同じ場所で同じような声を揃えてあげるわけがない。たいして驚く内容でもないのに、後付けで声を足している。「ここは驚く場所」とテレビ局に無理矢理押し付けられているようで、腹が立つ。

いいことに気がついたね。……で?

歯に矯正装置が装着されているにもかかわらず、わざわざメガネをはずさせて頬を平手打ちする場面があった。歯列矯正を行っている人は、歯が歯槽骨中を移動しているため、骨の支えを失っており、装置や針金で固定している状態だ。口の周りに強い打撲を受けると、内側の唇や頬が切れることがあるし、歯根にダメージを受けることもある。歯科医としては、配慮のない放送にあきれている。笑いながらあのような場面が流されるのを見て、黙って見過ごせない。

これはマジ痛そうだ……。

おまけ:今年のBPO決算

放送倫理・番組向上機構[BPO]平成24年度 第1回理事会 議事録
http://www.bpo.gr.jp/bpo/overview/images/120531rijikai1st.pdf

<平成23年度 決算報告>
三好理事・事務局長から、収支計算書および財産目録を基に、以下の報告があった。
23年度の事業活動収入は、会費収入などで3億9,592万3,450円。事業活動支出は事業費と管理費を合わせ4億2,033万1,022円。事業活動収支差額は2,440万7,572円のマイナスであるが、緊急対策引当資産や退職給付引当資産の取り崩し、退職給付引当資産の積立等により投資活動収支差額が2,064万9,465円のプラスとなり、当期の収支差額は375万8,107円のマイナスとなった。これに前期からの繰越金5,845万3,519円が加わり、24年度への繰越額は5,469万5,412円となる。

これ自体がどうのと言うわけではないけど、一応団体としての規模を示す値として。


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